適応障害とは

適応障害

入社、入学、引越、転勤、昇進など大きな環境の変化等がきっかけとなります。その後、環境に上手く馴染めないことによるストレスが増大し、抑うつ状態、不安、心配、怒り等の精神症状がみられるほか、問題行動(暴飲・暴食、無断欠席、けんか、無謀な運転 等)を起こすこともあります。この状態にあると適応障害と診断されます。多くはストレスを起こす出来事(環境の変化 等)が始まってから1ヵ月以内で発症するようになるといわれています。

主な症状ですが、先にも述べたように抑うつ状態や不安等が見受けられることから、うつ病と区別がつきにくいと思われるかもしれません。ただ適応障害の場合は、ストレスの原因がはっきりしている、抑うつ状態はうつ病と比較すると軽度ということがあります。しかも原因とされるストレスを取り除くことができれば、症状は改善していきます。この場合、遅くとも6ヵ月未満で症状は治まるようになります。ただ、原因が分かっていても環境が改善できないなどしてストレスが続くようであれば、発症から6ヵ月を過ぎても症状が出続けることもあります。また原因を取り除いても症状が半年以上続くとなれば、うつ病など別の疾患の可能性も考えられます。

適応障害でよく見受けられる症状

  • 憂うつな気分が続いている
  • 仕事や家事等に集中しにくい
  • イライラして仕方がない
  • 欠勤、遅刻、早退が続いている
  • 頭痛や肩こりに悩まされている
  • 暴飲・暴食をしてしまう
  • 食欲不振がみられる
  • 疲れやすい
  • 倦怠感がある など

治療について

先でも触れましたが、ストレスとなる原因が判明し、それを取り除くことができれば、症状は改善するようになります。その際に不眠や不安の症状が強く出るということであれば、睡眠導入剤や抗不安薬を使用することがあります。

なお原因が判明しても環境改善などが難しいとなれば、ストレスを感じ続け、症状も続くということになります。このような場合は、精神療法として認知行動療法を行います。具体的には、これまでの考え方やものの見方を見直し、行動を変えていくなどして、ストレスを溜め込まない対処方法等をできるようにしていきます。