パニック障害とは

パニック障害

何の前触れもなくパニック発作が起きるようになります。同発作は自身ではコントロールできません。発作の最中はそれこそ息苦しさや胸痛、めまい、動悸、死ぬのではないかというくらいの状態になります。それでも数分~30分程度で治まるようになります。その後、発作の原因を探るべく、心電図等の検査を行っても異常が発見されるということはありません。

このようなことからパニック発作がいつ起きるかわからないことに対する恐怖を感じ(予期不安)、それが助けを求められない場所(人混み、エレベーター、電車内 等)で起きたらどうしようという思い(広場恐怖)が募るなどして、やがて外出そのものを控え、日常生活に支障をきたすようになります。このような状態にあるとパニック障害と診断されます。

このパニック障害は100人に1人の割合で発症するとされているので、めずらしいとされる病気でもありません。男女比でみると女性患者様の方が多いです。

なお発作を引き起こす原因というのは明らかになっていません。ただ過労やストレス等をきっかけとして、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン 等)のバランスが乱れるなどすることでパニック発作が起きるのではないかといわれています。

治療について

薬物療法と精神療法の併用となります。薬物療法は、パニック発作を抑制させるために使用していきます。この場合、抗うつ薬(SSRI)や抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を使用していきます。

精神療法については、主に認知行動療法を行っていきます。内容としては、パニック発作が起きやすい状況に身を置くなどして、その環境に慣れていく訓練を行っていきます。最終的には人混みの中や電車内でも行動できるようにしていきます。

不安障害とは

不安障害

不安は誰もが持つとされる感情です。この不安があることによって、人類は進化の歴史をたどってきたともいえます。ただ不安という感情が何らかの要因で強くなっていくと、心臓がドキドキする、手に異常な汗を掻く、赤面するなど様々な症状が現れるようになります。これらに関しては、よくみられることでもあるのですが、上記のような状態を人に見られたくない、人に見られる場面で失敗したらどうしよう等の思いが募るなどして、次第に外出するのを避ける等、日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。このような病的な不安を抱えているのであれば、何らかの不安障害を発症している可能性も考えられます。

一口に不安障害といっても様々な種類があります。具体的には、人前で話す、皆の注目が集まる場面などが苦手でそのようなシーンを避ける行動をとる(社交不安障害)、原因不明の発作に突然襲われるのに恐怖を感じ、外出自体をしなくなる(パニック障害)、自分では解決することが不可能な出来事や事象にも不安を感じ、心配や緊張が募って何も手に付かない状態になる(全般性不安障害)等によって、日常生活に影響が及んでいるケースになります。

以下の症状に心当たりがあれば、一度当院をご受診ください。

  • 強い不安感に突然襲われる
  • 冷や汗をよくかいている
  • めまいやふらつきがある
  • 些細なことでも不安で仕方がない
  • 人前で話すのが苦手で、その際は頭の中が真っ白になる
  • 特定の状況や環境にあると得も言われぬ恐怖を覚える など

主な不安障害

  • 全般性不安障害
  • 社交性不安障害
  • パニック障害
  • 強迫性障害 など